2010年2月1日月曜日

2月1日

今日は2月1日。
日付をみて、思わず「みんな、がんばれ!」とつぶやきました。
中学受験のことを思い出してのことです。

もう26年も前のこととなりますが、
前日の大雪がたくさん積もった雪道を、
母の手をしっかり握って、滑らないように一歩一歩
試験会場に向かった場面を今でも思い出します。

その時歩いた道は、実は今住んでいる家から
徒歩10分ほどの場所。なんだか不思議な感じです。

私が通った小学校は”都会の分校”と馬鹿にされるような少人数の
小学校だったので、6年生のほぼ全員中学を受験するこの日、
教室には4-5名しか居なかったとあとで友達から聞きました。

あの時の緊張感、というか、特別な感じは
今でも良く覚えています。
私は2校受験しましたので、1日の受験、2日の受験、2日の合格発表、
3日の合格発表までの感覚が鮮明に残っています。

前日の大雪に大喜びして、大きな雪だるま
を作ろうと必死な私に、母と兄が「風邪ひくから早く家に入りなさい!」
と何度も諭していた光景も目に焼き付いています。

結局、兄と一緒に大きな雪だるま完成させましたけど(笑)。

そして、2日の合格発表には兄が行ってくれて、
電話口でわざと暗い声で「もしもし」。
心配そうに「どうだった」と話す母に
「うーん・・・・・受かってた!」とフェイントをかましてくれ、
でも、たくさんのケーキを買って帰って来てくれたことも
鮮明に覚えています。

3日は私は小学校に登校。
でも合格発表の時間の10時を過ぎると気が気ではありません。
そわそわしている私に、母が大きな笑顔を届けてくれたのも、
まだ雪がたくさん積もる校舎の入り口でした。



あの3日間は特別な”イベント”でした。
母も、兄も、私のことを心配してくれる、そんな幸せ感が
当時の私にはたまらなく特別だったのかもしれません。


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中学を受験することを決め、学校見学に行った時、
すぐに一目惚れした学校、それが私の母校です。

玉川聖学院中等部・高等部


ここは叔母と私が卒業した学校です。
叔母が中学を受験するとき、母が母親代わりに付き添いで
来たことがある、ということでした。
私が在学していた当時はまだ、叔母がお世話になった先生も何人かいらっしゃいました。


教頭先生に学校内を案内していただき、
母と一緒に二人で校内を見学させていただきました。
すると、次々と生徒の皆さんが、笑顔で、会釈しながら
「こんにちわ」と声をかけてくださいました。

その自然な笑顔、そして元気な挨拶の声。
私は本当に本当に感動しました。
今まで見学に行った学校では味わったことのない幸せな
気持ちが、体中に湧きあがるのを感じました。

「私はこの学校に入りたい」
一瞬にして決意は固まりました。

自分の意思で、自分の行きたい学校を決めることが出来た
ことを私は今でも本当に幸せだと思います。
そして、ありがたいことに受験に合格することができ、
望み通りこの学校で過ごせたことを幸せに思います。



実は当時、この学校に行きたいという私に、
小学校の担任の先生、塾の講師、親戚・・・から反対を受けました。 
理由は、偏差値が高い学校ではないから。
私は「だったらもう1校受験します。合格したら私の意思通り
の選択をします」と大見得切ったのです。

両親、家族は私の気持ちを尊重してくれました。
嬉しかったです





自らの意思でやりたいことを決め、それに挑戦すること。
とっても大切なことだと思います。
それが成功すれば大きな自信になるし、もし成功しなくても、
一生懸命やったことからなら、必ず学ぶことがある。

12歳の挑戦が、実りある経験になるように、
「みんながんばれ!!」

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kominka

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