2009年12月30日水曜日

まな板の削り直し

1日の多くの時間を台所で過ごすことが多い私。
台所の大掃除が終わるとほぼ家じゅうが片付いた気分になります。

1年間お世話になって汚れてしまったクロスを
新しいものに取り換えたり、引き出しに敷いてある敷紙を
変えたり。すっきりと新年を迎えたい。


今年、まな板を削りなおしに出しました。
昨年から愛用しているいちょうの1枚板のまな板です。


まな板はいろいろと試してきましたが、包丁の刃のあたり方が
非常にソフトで感触がとても良いこと、傷になりにくいこと、
水の切れが良くてカビなどが全く出ないこと、などなど、
さすがイチョウのまな板は一味違う♪とお気に入りになりました。


手入れしながら長いこと使う。
私が大好きなことです。
そんな当たり前のことを、当たり前にできることが
今は貴重なのかもしれません。


私が愛用している「双葉」のイチョウのまな板。
http://www.icyomanaita-futaba.com/manaita.html

こちらでは、購入したまな板を無料で削りなおしてくれます。
(往復の送料のみ負担となります。)
こういうサービス、本当に素晴らしいです。

削りに出す前のまな板。
1年間ありがとう♪




そして、削り直しをしていただいて、手元に戻ってきたまな板♪



見目麗しゅう~♪

毎日のように使っている道具なのでとても愛着があります。
その道具がきれいに蘇って、また1年共に過ごせることの嬉しさ。
来年もどうぞよろしくお願いします、という気持ちになります。

こういうの本当に大好きです。


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我が家では包丁を研いでくれるのは夫。
いつも丁寧に研いでくれるので、とても感謝しています。

プラスチックのまな板も持っていますが、
研いでくれたあとの包丁を使うときは、どうしても
刃あたりが柔らかい木のまな板を選んでしまいます。

心地よい音がします。

来年も、美味しい幸せな食卓となりますように。

2009年12月25日金曜日

クリスマス

12月25日。Christmas day ですね。
中学・高校、そして大学とキリスト教の学校で過ごした私にとって、そして、人生の一時期クリスチャンだった私にとって、イエス・キリストの誕生を祝うこの日はやはりいろいろなことを思う日です。

今日は自分とキリスト教との関り合いについて思い出したりしていました。


私が初めて教会に行ったのは小学校5年生ぐらいの時だったと思います。きっかけはあまり良く覚えていませんが、当時父が脳血栓で倒れ左半身不随となり、普段の日は店で忙しく働く母は日曜日には父のいる病院に行っていたので、教会の日曜学校に通っている友人たちに誘ってもらって、はじめて教会というところに足を運んだのだと思います。

子供なのに超現実的だった私は、聖書の中の話を最初は全く信じることが出来ず、奇跡の話などを「ありえない」と思いつつ、冷めた視線を送っていたと思います。しかし、父が病気になるまでわがまま放題に可愛がられていた私は、自分の身の上に起こっている現実を受け入れることの難しさを次第に感じるようになり、それと同時に聖書の中の言葉に救いを見出すようになりました。

「疲れた者、重荷を負うものは、だれでも私のもとに来なさい。私があなたを休ませてあげよう」(マタイの福音書11章25節)

今から思えば10歳そこそこの年齢で、このような言葉にグッとくるのはどうかと思いますが(笑)、いずれにせよ幼いころにキリスト教に出会い、自分の生き方というものを考えるきっかけが出来たことは、とても幸運でありがたいことであったと思います。

中学受験で選んだ学校はミッションスクールだったので、毎週日曜日には教会に行くことが必須でした。楽しいと思って通っていたわけではなかったと思いますが、まじめに毎週教会に行っていました。聖書の中に書かれているさまざまな言葉を聞くことで、その時々いろいろなことを考えていたのだと思います。今となってはほとんど思い出せません。

高校生の時、洗礼を受けました。以来、はじめてヴィパッサナー瞑想のコースに参加するまでの17年間、私は一応クリスチャンでした。教会にもあまり行かず、クリスチャンであることに迷いながらの時間の方が長かったと思います。

しかし、キリスト教、という宗教が身近にあったことで、私の生き方、考え方は大きな影響を受けたと思います。宗教、という存在があまり身近ではない今の日本人の中で、私は特定の宗教を持つ存在であった、ということがとても貴重な経験であったと思っています。

インドで参加したヴィパッサナー瞑想のコースには様々な宗教の人たちが来てました。シーク教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒、クリスチャン、そして仏教と様々でした。ですから瞑想コースに参加したら改宗しなくてはならない、ということは全くありません。でも、私はもうクリスチャンであることが出来なくなってしまった。それは自分の中あった「信じる」という作業に対しての抵抗感に気が付いてしまったから、そして、私にとっては「信じる」という作業は「完全に腑に落ちていないからこその行為だ」ということがわかってしまったからでした。

瞑想を始めるまで、私にとって聖書の中の言葉は「信じる」か「信じないか」の対象であり、宗教でした。しかし、今、私にとって聖書の中の言葉は「真理である」という想いがとても強いのです。クリスチャンである、という状態を離れてからの方が、聖書の中の言葉に共感することが多々あります。仏陀の言葉にも素晴らしい、と思う言葉がたくさんあります。しかし、私はまだそれについてあまり多くを知りません。どちらかというと聖書の中の言葉の方が多く見聞きしています。なので、事あるごとに聖句を思いだし、この言葉はこんな意味だったのか、と今になって分ることがたくさんあります。それは「聖書に書いてあるから」ではなく、「真理だ」と感ずるからです。宗教、は後の世に他の人によって作られた形であって、キリストも、お釈迦さまも、宗教にしろなんて一言も言っていなかったと思うのです。悟った人はそんなことは言わなかったと。

今日はクリスマス。
愛を説いたイエスキリストの生涯を思って、自分の中にも少しでも「愛」を育てる日にしたいです。


私が好きな聖句を一つ、そして、今年瞑想センターで奉仕した時に教えてもらった仏陀の言葉を一つ。

まず聖書から。マタイ:7章1節~5節
「さばいてはいけません。さばかれないためです。
あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです。
また、なぜあなたは、兄弟の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。
兄弟に向かって、『あなたの目のちりを取らせてください。』などとどうして言うのですか。見なさい、自分の目には梁があるではありませんか。
偽善者たち。まず自分の目から梁をとりのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からもちりを取り除くことができます。」

そして、マッジマ・ニカーヤから。「正しい言葉」
「正しい言葉を使う者たちは、真実を話し、誠実で、信用がおけ、頼みになげ、他人に対して率直である。彼らはけんかを和解させ、和合を促す。調和に歓喜し、調和を求め、調和に喜びを見いだし、言葉を使って調和を生み出す。彼らの言葉は穏やかで、耳に心地よく、思いやりがあり、心温まる。また礼儀正しく、理にかなっていて、人々を喜ばせる。彼らは当を得た時に、事実に基づき、相手の助けになることを、ダンマと行動規範に沿って話す。彼らの言葉は覚えておくに値し、時宜を得ており、しっかりとした道理に基づき、よく選ばれた建設的なものである。」


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今年のクリスマスは夫婦揃ってメサイアを歌う機会に恵まれました。なので、今年はいつもより、キリストの生涯について想いを馳せる時間が長くありました。同じくミッションスクールで中・高・大学を過ごし、瞑想を共にする夫ともたくさん話をしました。二人とも同じバックグラウンドだと言うのはとてもありがたいことで、私が「今日はこんなことがあってね。こんなことを考えたんだけど、これって聖書の中にあるあの話だよね。こういう意味の話だったんだ、ということがやっとわかったよ~」といっても、すんなりと通じるので、とてもスムーズなのです。

自分が日々の中で感じたこと、考えたこと、気がついたこと、を夫と話すのはとても楽しく、貴重な時間です。それについて意見を交わしたり、理解が間違っていれば助けてくれたり、新しい視点を提供してくれたり。これからも続く日々の学びのためのありがたい伴侶がいてくれること、なんて幸せなのだろうと思います。

2009年12月22日火曜日

今年のクラス終了!

先週末で、今年のクラスが全て終了しました。

12月17日、18日、20日はクリスマスメニューのクラス。
19日に特別クラス、鯖寿司&お節メニュー作りをやりました。


クリスマスメニューは、ロースチキンをメインとしていますが、
皆さんに”意外と”好評なのが、"Christmas Pudding"です。


(これは上海に居た当時あり合わせの材料とガラスのボウルで作ったバージョン)




イギリスのクリスマスには欠かせないこのデザートですが、
ものすごく甘くて、ものすごくヘビーなので、イギリス人でも
嫌いな人が多いのです。だけど、この時期のスーパーには
いろいろな種類のクリスマスプディングが並んでいます。

なので、いつも出す時には「お口に合いますかどうか・・・」と
言いながら出しますが、みなさん「美味しいです♪」と
気にいってくださいます。”意外と”と思っているのは私だけかも。


甘さは10分の1ぐらい、オーガニックのドライフルーツ、
厳選バター、自家製ラードなどをふんだんに使っているので、
美味しく出来上がっています。

もちろん私も結構好き♪
ブランデーバターと紅茶がマストアイテムです。

これを食べると「クリスマス~」と気分が盛り上がります。




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毎年、クリスマスメニューのクラスが終わると、
私たちとしてはもうクリスマスは終わったような気分
になってしまうのですが、今年はもう少し楽しいイベント
が続きます。


12月23日はオール青山メサイア公演で歌いますので、
1日クリスマスな気分。


そして、24日は新国立劇場に「くるみ割り人形」を観に行きます。(リンク先、音楽が流れます)
と~ってもうれしいです♪

普段バレエはあまり見ませんが、くるみ割り人形は大好き。
ロンドンのロイヤルオペラハウスで観た時は、大感激でした。



―ロイヤルバレエの「Nutcracker」―


クリスマスに両親と共におしゃれをした子供たちが
楽しそうにくるみ割り人形の舞台を見ていました。
私たちも気分は子供に戻って、数時間の夢の舞台を
楽しく過ごしたことを思い出します。


冬が終わり、春が来る。
その嬉しさが重なって、なんとも幸せな気分♪


"Merry Christmas!!"



2009年12月16日水曜日

キムチ

10年ほど前、ロンドンに住んでいた頃、どうしてもキムチが
食べたくなって、自分で作ってみました。

中華街で白菜を買い、West Indiesの人たちが行くマーケットで
桜エビぐらいの大きさの干しエビを買い、インド人マーケットで
辛くなさそうで香りがよさそうなトウガラシを買い、手持ちの
昆布やするめを小さく切って、適当に作ったのが私の作った
初キムチでした。

こんなキムチでも、涙が出るほどうれしかった記憶があります。

そのころ、私は漬けものが嫌いでした。
ぬか漬けも、浅漬けも、なんでも苦手。
でも、漬けものが乳酸菌いっぱいで身体に良いのは分ってる。

どうしよう。

そこで「キムチなら食べたいぞ!」と思ったのでした。

以来、作り方は変化したものの、我が家の食卓には
手作りキムチが並ぶようになりました。




今年になって、石川県の魚醤を使うようになり、
以前より一層おいしくなりました。
化学調味料が入っていないキムチは、発酵していく過程で
その経過を楽しむことができ、冷蔵庫で3カ月ぐらいは
平気で持ちます。

すっぱくなったキムチはお料理に最適。

昨日はと~っても寒かったので、キムチ鍋にしました。
乳酸菌が死なないようにキムチを入れてからはすぐに火を止め、
おととし仕込んで保存してある手作りみそも溶かしいれます。
お野菜もいっぱい入れて、身体がほっこり温まる~♪


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温かいお鍋を食べながら、実は私は胃がムカムカしていました。
もう食べたくない~、気持ち悪い~。

冷えている胃は温かいものが入ってくるのが嫌なんです。
それに、休みたいからもう食べてくれるな、っていうサインでもある。

そういう時は温かいものを少し食べて、もういいな、というところで
止めておく。そうしないとまた悪循環。

たくさん食べる→
胃が疲れる→
胃が冷える→
冷たいものがほしくなる→
冷たいものを食べる→
また胃が冷える・・・

私は子供のころすごく小食でした。
もともと胃腸に毒素をたくさん抱えていたんだと思います。
だから、たくさん食べられなかった。

でもある時期からとてもたくさん食べるようになりました。
それと同時にもっと体重が減った。
そしてもっと食べないと!と食べれば食べるほど
痩せて行きました。

太るためには食べない、そしておなかを温める、
ということを本で知り、朝ご飯を食べず、
一日1-2食になりました。胃を休ませるために。
そして運動、身体を温めること、正しい食事、とやるうちに
やっと元通りに戻りました。

私は食べることが大好きなので胃に相当負担をかけています。
きちんといたわってあげなくてはいけません・・・。

2009年12月14日月曜日

冷えますね~(>_<)

寒波到来だそうで、冷えますね。

ずいぶん暖かい12月だな~?!と思っていたので、
やっと冬らしくなった感じもします

先日のクッキングサークルでは鯖寿司を作りましたので、
私は連日生魚をたべてました。
塩をし、酢で〆ているとはいえ、胃は冷え冷えです。

冷え取りソックス重ね履きで外側から暖めているものの、
身体の内側からの冷えは強力で、少し冷えてくると
身体が「もっと冷たいものちょうだいな♪」と誘惑してきます。

アイスクリーム大好きな私ですが、ここしばらく全然食べてないのに
こういう時に限って身体は要求してくる。
そしてチョコレートも食べたくなる。
砂糖は身体が冷えますね。

そして、身体は冷え冷え。
半身浴をしてみるものの、身体の芯からは温まりません。

今日は夕方から12月23日に行われるメサイアの合唱の
練習。しかし、このままでは絶対に熱が出る。
まあ、熱を出すのも良いんだけど・・・とは想いつつ
練習へ。

初めは体調わる~い感じでしたが、しばらく本気で歌って
いる間に、身体の芯から熱くなりました。最後は汗だく、というかんじ。

やっぱり筋力使うと熱が生まれるのね~と実感。
風邪への道筋はきれいさっぱり消え去りました♪

しかし、胃の冷えはまだ残っています。

こんにゃくを10分ほど煮て、あつあつをタオルで包んで
お臍部分を30分ほど温めます。
そして、お鍋で熱湯を沸かし、その中に生姜スライスを数枚。
生姜白湯を作り、熱々をちびちび飲みます。

あ~、温まる♪


明日は一日徹底的に暖かいもの、身体の温め、で冷え取りに注力しようと思います。


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炊きたてのご飯ほどお腹が温まるものって無いように思います。
かまどさんで炊いた炊きたてのご飯をお櫃に移して、そしてお茶碗へ。
何にも代えられない幸せなごはん



(私が使っているのは限定カラーのかまどさん♪)



アーユルベーダでは作って3時間以上たった食べ物は食べない、と言いますね。以前は「インドは暑いから衛生上良くないってことかな」と思っていましたが、最近そうではないな、と実感します。食べ物の活力が無くなっているんですね。だからそれを食べれば身体の中で停滞して毒素となる。

インドでは家庭の主婦が作ったお弁当をお昼に夫のいるオフィスに届けてくれる「お弁当運び屋さん」が居ますよね。朝作って持たせてお昼に食べるのではなく、数時間前に作ったものを運んでもらう。インドは、そういう、本当に大切なことが知恵として伝統として継承され、それが生活の中に生きている。なんと素晴らしいことかと思います。

手作り、作りたてのご飯が食卓にならび家族で食べる。
それは文字通り温かい食卓なのだなあ、と思います。
炊きたてのご飯、作りたてのお総菜はみんなのお腹を温めてくれるのですね。

私は買ってきたお惣菜が苦手。作り置きのおかずも苦手。
自分で作ったとしてもお弁当は苦手です。
電子レンジも使いません。
何でだかわからないけど、そういう類のものを食べたいと思えない、という自分の感覚は「それで良かったんだな」って最近思えます。

私は「主婦」という職業が大好きです。
これからも出来たてのご飯を夫に食べてもらえるように、
招いたお友達に食べてもらえるように、
食卓にごはんを並べたいな、と思います。

2009年12月13日日曜日

お節料理はおいしい

今月の継続クラスで紹介したメニューに「黒豆」があります。
甘さ控えめでふっくら美味しいお豆は皆さんがお気に召して
くだださいました。

普通は甘くて食べられない、という方が多く、私もその甘さが苦手
な人のひとりです。

お節料理は保存の目的や、お砂糖が高価なもの、という時代の名残などで甘いものが多いですよね。確かに少し甘いからこそ、日本酒をちびちび飲みながら・・・というのにぴったりとも言えます。

でも、手作りするからには自分たちの好みの味にしたい。
そんな方も多いのではないでしょうか?

今回ご好評頂いた黒豆。
ふっくら艶やか。黒砂糖を使って煮ています。




ちょっと生姜のスライスを入れて煮なおすとピリッとした刺激が
美味しい黒豆に。
身体も温まります♪


手作りのお節は美味しいですね。
一度作ると何日も楽しめるお節料理は、私たち夫婦の大のお気に入り
です。


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去年の12月はクッキングサークルで栗きんとんを作りました。
その時使ったのが「山菜屋」さんで扱っている無燻蒸(むくんじょう)の栗でした。

今年は早々にすべて売り切れ。
やはり美味しいものは口コミでうわさが広がるんですね。

今年は栗きんとん作れないかな・・・
さみしいな・・・



(こちらも黒砂糖で煮ているので”色黒の”栗の甘露煮でした)

2009年12月12日土曜日

小麦粉への葉酸の添加

私が作るスコーンは、ここの製粉所の粉がなくては
作れません。




イングランドのCumbria(カンブリア)地方にある"Little Salked Watermill"です。

2008年にイギリス―フランス―スペイン―NY-香港の
8週間の旅をしたとき、念願かなってやっとこの製粉所を
訪ねることが出来ました。

電車で片道3時間以上。
こんな素敵な田園風景の中にありました。





バイオダイナミック農法で作られた小麦を
水車小屋で製粉した小麦粉は、なんとも言えない豊かな
香りと、噛めば噛むほど広がる甘さ、そしてどっしりした
存在感がある味がします。


今日、その製粉所からのニュースレターが届きました。


クリスマスのご挨拶と共に、とても興味深いことが
書いてありました。

「小麦粉への葉酸の添加について」。

先日、ホメオパスの友人から、葉酸の摂取について
話を聞いたばかりでした。
ロンドンで栄養学を学んでいたとき、盛んに
「妊娠前、妊娠中はからなず葉酸のサプリメントを摂るように」
という話を繰り返し聞いていましたが、私の先生は
あまりサプリメントを推奨していませんでしたので、
「お野菜たくさん食べましょうね~」と言っていました。



化学的な形での葉酸の摂取が身体に及ぼす影響については
今度友人にきちんと話を聞いてから書こうと思いますが、
今日はこの件について「イギリスらしいなあ~」と思ったことが
あるので、そのことについて書こうと思います。

送られてきたニュースレターにリンクされていたページは
ここでした。

The Traditional cornmillers Guild


水力や風力を使って製粉をすることを生業としている人たちの
ギルド(商人団体)のページです。


私がさすがイギリス、と思ったこととはこういうことです。

このような風力、水力で製粉をするような建物は歴史的に
とても古く、貴重な建物であるので、イギリスでは
"Listed Ancient building/Monuments"として登録されています。
重要登録建築物、とでも言うんでしょうか。


その建物に、この度の「葉酸を小麦粉に添加する」ための
機械を搬入すること、またはそのための付属の施設をつくる
ようなことは、決して許可が下りるようなことではない
ということなのです。


もちろん、小さな製粉所にとってはコストの面で
難しい、という問題点も取り上げられていますし、
もともと、このようなこだわりのある製粉所から
小麦粉等を購入している顧客は十分栄養や安全性を
考慮したうえでこのような製粉所から商品を購入
することを決めているのだから、という点も指摘
されています。


イギリスならでは・・・・のポイントに、なるほどね~
と思ったのでした。

小麦粉への葉酸の強制添加の法令化を取り下げてほしい旨の
嘆願書に署名できるサイトがこちらにあります。

嘆願書のページ


いつまでも美味しい小麦粉が食べられることを祈りつつ
署名してみました。


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2009年12月11日金曜日

今月のクッキングサークル 継続クラス

今月のクッキングサークル継続クラスは
去年大好評でした鯖寿司をメインとした、
お正月を意識したメニューとなっています。

鯖寿司に使う鯖は、兄の店で仕入れている
最高級の松輪サバ。
ひとり一尾づつ使って鯖寿司を作ります。





他には、私が大好きな生昆布を使ってつくる昆布巻き。
私は甘~い味付けが苦手なので、あっさりした感じです。
中には焼きアナゴ。
これも私が大好きなお店のものです



アナゴの切れ端を使ってもう一品。
蕪の鋳込みです。



アナゴの切れ端と、蕪の葉を鋳込んでいます。
美味しいおだしをトロトロっとかけて召し上がれ♪

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寒くなってくると、暖かい食べ物ばかり食べたくなります。
身体が芯から温まって良い感じ。

宅配のお野菜にも身体が温まる根菜がいっぱい。
大根、にんじん、里芋、長いもなどなど。
お鍋にしましょう~

2009年12月10日木曜日

手作り中華調味料の会♪

今年点心の会♪にご参加いただきました方に本日
手作り”中華調味料“の会♪のご案内をお送りいたしました。

もしお手元にメールが届いていらっしゃらない方が
おられましたらご連絡ください。



―こちらは手作りXO醤―

   
中華料理を作る時、どうしても市販の調味料を
使うことに抵抗がありました。

それなら自分で作りましょう♪と始めたのが
きっかけで、ラー油、花椒油、XO醤など
好みの味のものが出来上がりました。





使う油も低温圧搾法で絞った”正しい油”なので、
食べた後に過酸化脂質の影響を受けません。
胃もたれもせず、肝臓の負担も軽いようです。


下記の日程で行いますので、ご興味おありでしたら
是非ご参加ください。

2010年 1月21日 (木)  午前10時半~午後2時 満席となりました
      1月22日 (金) 午前10時半~午後2時 残席1
                午後6時半~9時半 満席となりました
     1月24日 (日) 午前10時半~午後2時  満席となりました
                午後5時~8時満席となりました


内容:(1)油脂と健康に関してのお話
   (2)量産品の油と、少量生産の油の違いについて
   (3)調味料作りの実習
①四川唐辛子と韓国唐辛子を使った辣油作りの実習
②金華ハムを使い低温圧搾の油で作るXO醤作りの実習
③沖縄から直送のやんばる島豚の背油を使ったラード作りの実習
④上記ラードを使ってつくる葱油作り
⑤本格四川料理に欠かせない花椒油づくり
⑥和風豆鼓醤作り

料金:9,000円 
    ①~⑥までの調味料や油などすべての種類
    のお持ち帰り&手作り調味料を使ったお食事付き
    
 ―大好評、本格麻婆豆腐、作ります!―


  

募集人数:各日6名様迄

参加ご希望の方はHPの「お問い合わせ」からメールくださいませ。


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1

蕁麻疹

久しぶりに蕁麻疹がでました。

合唱の演奏会で結構疲れたので、
今週は家でヨガをしたり、散歩に行ったり、
比較的のんびり過ごしています。

昨日、本当に久しぶりにマッサージに行きました。
アーユルベーダのトリートメントやアロマセラピーには
行きますが、いわゆるマッサージ、というのは本当に久しぶり。

そして、同時に昨日はエネルギーの調整をしてもらいました。

そしたら、夕方からいきなり腰や腹部がかゆくなって。
夜には体中に蕁麻疹が出ました。

以前会社員をやっていた頃は、疲れがたまると蕁麻疹が
出ることがありました。肝臓の解毒能力が下がったりすると
代わりに皮膚から毒素を排出するのだ、と聞いていたので
ホメオパシーの肝臓サポートを飲んだり、花梨エキスや
生姜の煮たものをを飲んだり。

今日はかゆみは落ち着きました。

痒い~、と身体を掻きながら、
「こうやって悪いものを出してくれるなんて、ありがたいなあ~
私の体はこうして健康を保ってくれているんだなあ~」って
思っていました。


一生懸命隙を見ては身体を良い状態に保とうとしてくれること、
本当にありがたいです。
だから、身体の応援をしてあげたくなります。


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疲れた時、だるい時、身体が冷えたなあ~というときにお勧めなのは
こんにゃくを使った温湿布。

自然療法の本で有名な東城百合子先生の本に載っていて、
私はけっこうお気に入りで、毎週のようにこんにゃく
買ってます(笑)。




こちらのページに詳しく書いてありました。


アツアツに暖めたこんにゃくをタオルに包んで肝臓、腎臓、お臍のあたりを
暖め、脾臓の経絡を冷やす、というものです。
これは本当に効果てきめんで、やりながら寝ると熟睡でき、
翌朝の目覚めがとてもいいんです。

ただ、目覚めた時にベッドにタオルに包まれた
こんにゃくが「ゴロン」、となっているのは「どうなの・・?!」
って思いますけど・・・(笑)。

2009年12月9日水曜日

特別展 いけばな

江戸東京博物館で行われている特別展 いけばな
に先週の土曜日に行ってまいりました。




なぜ、先週の土曜日でなくてはいけなかったか?
それは、このいけばな展の会期中、順番にさまざまな流派の生け花が
展示されることになっていて、12月4日から6日が「宏道流」の展示
だったからです。

(家元と副家元が花を生けておられる様子が載っていました)


私たちがいけばなに興味を持ったのは、ロンドンで生活していた時でした。
当時、私たちは「いつか静岡県に住みたい」と思っていて、
ロンドン静岡県人会に顔を出していました。

ふとしたことでその運営のお手伝いをすることになり、
事務の仕事をするための場所に伺うと、そこは有名な
ガーデンアーキテクチャーの澤野多加史さんのオフィスでした。

澤野さんは当時、いけばなを指導なさっていて、
そのいけばながオフィスに飾られていました。

その作品を見た時、私は生まれて初めていけばなに
感動しました。澤野さんが教えていらした流派は「宏道流」という
流派です。


潔くて、洗練されていて、足すことも引くことも必要としない
その凛とした美しさに惚れました。


宏道流ホームページより



二人で師匠に教えて頂いたのはほんの1年ほどでしたが、
とても良い経験となりました。


宏道流は中国の文人趣味が源流となっていて、日本のいけばなの
源流である草月流的な「自然のありのままの姿」を重んじる
というのとは少々異なることを今回のいけばな展で学びました。


習っていた当時、夫は師匠に「筋が良い」と褒められ、
すっかりいけばな好きになりました。
(褒められて伸ばされたいタイプ(笑))
確かに、彼のいけるお花は素敵です。


将来は、自分たちの住む田舎の家周りにある素材で
いけばなが楽しめる、というのが私たちの理想です。


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ロンドンで出会って、惹かれたいけばなの流派が、
中国の文人趣味から生まれた流派だったということを
私は今回初めて認識しました。
(夫は「知ってたよ」って言ってましたけど。。。)


なんだか不思議。
このときから私たちがすでに次に中国に住んでみたい!
と決意することがきまっていたような気がします。


上海での2年間では中国の文人趣味に
通ずるような洗練した経験を経ずに終わってしまい
大変残念でした。

私の中では突き詰めて、突き詰めていく中国的思想、と
ありのままのカオスであるインドの思想が
とても対照的に感じます。

自分の生まれ持った性質が前者だからこそ、
インドのおおらかな空気に惹かれるのかもしれません。

またインドに行きたいなあ~。


ケララ州CochinにあるPunarnavaHospinalで2週間を過ごした後の
出発の日の風景。みんなと仲良しになりました。

2009年12月8日火曜日

想いやり牛乳

前から気になっていた牛乳。
想いやり牛乳



こちらのファームの社長さんの講演を聞こうとして予約を
したのですが、予定が入ってしまってキャンセルしたことがあり、
以来、とりあえず飲むだけ飲んでみたい、と思ってました。

720mlでだいたい1,000円、180mlで350円ぐらい。
決して安くはありません。

でも、なぜそんなに気になっていたか。
それは、この牛乳は無殺菌だからです。


普通、売られている牛乳は高温殺菌、ホモジナイズドのもの。
想いやり牛乳はこうして作られています。


以前から、私は牛乳を飲むとかゆみが出る、という実感がありました。
普段はあまり牛乳を摂取しませんが、低温殺菌の牛乳、
ノンホモの牛乳・・・・と試してみること数回。
そして、今回の想いやり牛乳をゴクリ。

結果。
普通の牛乳、低温殺菌の牛乳だとかゆみが出る、
とくに顔。そして肌がいきなり乾燥する感覚がある。

低温殺菌+ノンホモジナイズド。
かゆみなし、変調はなし。

想いやり牛乳。
全く変調なし。


私の場合、やはり最低限、低温殺菌+ノンホモジナイズドの牛乳を
選んだほうが良いということが、身体の実感としてわかりました。

購入できるところが限られているのですが、出来るだけ
牛乳を使うときには想いやり牛乳を摂ろうと思います。


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想いやりファームの説明にもありましたが、酵素は45度、
乳酸菌は50度で死滅します、とのお話。

目に見えない菌が、私たちにとってとても重要な役割を
になってくれています。身体のためだけにとどまらず、
美味しいもの♪の立役者には、いつも目に見えないものたちの
力があるように思います。

美味しいお醤油、お味噌、浅漬け、ぬか漬け、
お肉やお魚の熟成などなど。

私はそういう自然の営みが好きです。


もうすぐクッキングサークルではお味噌の仕込みの時期。
同じ材料を使っても一つとして同じ味にならない。
そんな楽しみなお味噌作り&お味噌料理の会は毎年の愉しみです。


2009年12月7日月曜日

合唱

昨日夫婦そろって合唱の演奏会に参加し、歌ってきました。
大学時代所属していた合唱部の定期演奏会です。


5年に一度、記念定期演奏会が行われ、現役生とOB/OGとが
共にステージに立ちます。
一緒に歌うのはモーツアルトのレクイエム。


今回は約60名の現役生と約130名のOG/OBの、190名の大合唱となり、
久しぶりに多くの人たちと1つの作品を作り上げる喜びをかみしめました。

今日は腰や背中が凝って、まだ疲労感が残っています(笑)。


大学を卒業してから16年。
現役当時、夫は部長として、私は1つ下の代の副部長として団の運営に
関わりました。
本業である学問より一生懸命でした。

愉快な仲間と出会ったり、素敵な先生方や先輩たちとお話をさせて
いただいたり。
泣いたり、笑ったり、酔っぱらったり(笑)。
一生懸命やったからこその思い出がたーくさんあります。


久しぶりに、演奏会に向けての真剣な練習、そして本番を終え、
何事も自らが一生懸命取り組んだときにのみ本当の愉しみといえる
のだと改めて実感しました。

70歳を過ぎても一緒にステージに立つたくさんの先輩方が
いらっしゃいました。
私もこの素敵な時間をいつまでも過ごせるよう、心と身体の手入れを
怠らないようにしたいな、と思いました。

また、演奏会を成功に導くために一生懸命に努力している現役生を見て、
こういう一つ一つの経験が、何にも代えがたい財産となるのだなあ・・・・と
見守るような気持ちにもなりました。


歳を重ねるのは本当に楽しいと思います。
昨日の自分が全く想像していなかったようなことに心を留める自分と
出会える。

日々を大切にすごしながら、愉しい時間を重ねていきたいです。


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映画アマデウスの中で瀕死の状態で
作曲を続ける姿は印象的でした。





私は音楽で非常に心を揺さぶられる傾向があります。
心の平静さを保つにはやはり音楽は”刺激物”ですね。
とくにモーツアルトの作品は危険です(笑)。


12月23日に行われるメサイアの演奏会。
こちらにも合唱で参加します。

第34回オール青山メサイア公演

ヘンデルのメサイアはもう少し落ち着いて歌えるので好きです♪

2009年12月6日日曜日

This is it



立て続けに何人かの方に話を聞き、"This is it" を見に行きました。
見終わった後、非常に複雑な心境でした。


マイケルジャクソンのThrilerが全世界で熱狂となった時、
私は中学1年生。英語を習い始めたばかりで、
"BEST HIT U.S.A."を見るのが毎週楽しみでした。

まさにスーパースターで、歌がうまくて、ダンスがうまくて。
ファンだったわけではないけど、だからこそ、その頃の印象が強烈に残っています。


どんどん姿が変わり、いろいろな話が語られてはメディアに流される・・・

亡くなった時もテレビなど見ていないので、久しぶりに見た
マイケルの姿がこの映画の中の姿でした。


Billy Jeanや、Thriller、Beat itなどの歌は、
当時を思い出してワクワクし、思わず体が動きましたが、
その溌剌としてパワーにあふれ、才能をいかんなく発揮していた頃とは
違う人がいるように感じ、"Fragile"という言葉が浮かびました。


ここ数年は精神的に大変な時間を過ごしていたと聞きました。
それでもここまでのパフォーマンスが出来ることは本当に驚異的です。
これがスーパスターというものかと感嘆するほかありません。

麻薬性鎮痛剤、睡眠薬などをとることを選択しながら生きるのは、
そしてそんな中でもあれほどのプロフェッショナリズムをもって
ステージをやるということはどんなに重く、苦しく、
辛いことだったでしょう。

しかし、同時にそれが彼の最高の幸せだったからこそ、
彼はその生き方を選んだのだろうなあ、と思いました。


帰宅してから、かつてのPVをYou Tubeで検索し、
見てみました。

"Smooth Climinal"


完璧にかっこいいダンス、完璧にうまい歌。
同じ時代にこんな素晴らしいものを見ることが出来たことを
ありがたく思います。


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たくさんの人に囲まれているマイケルジャクソンを見ながら、
孤独について考えました。

さみしい、という感情は人間にとって一番厄介なものだな・・・と。

2009年12月5日土曜日

完璧主義

今朝、瞑想していて思ったこと。
「完璧主義」について。


最近学んでいる占星術で、乙女座の私の性質は
「完璧主義」「効率主義」ということになっている。
当たってる、とは思うものの、
「だけど、完璧には出来てないんだけど・・・」って思ってた。

でも今朝「なるほど、これが完璧主義、ってことか」って思えた。

例えて話すとこんなこと。


ロンドンで栄養学を勉強していたとき、試験勉強に取りかかる日がやってきた。
自分の取ったノート、辞書、医学事典、ハンドアウト、テキストや
参考図書を机に広げる。

「消化の流れについて」は絶対試験に出るといわれているので、
その勉強に取りかかる。

身体の上から下までの消化の流れを理解&記憶する必要がある。
まず、唾液腺から。
「耳下腺、顎下腺、舌下腺」の名称を覚え、そして、
場所を明記出来るようにすればいいのだけれど、
私はそれぞれを医学事典で調べ、その機能の違いを読み、
唾液腺にまつわる病気についても読み、
挙句の果てに動物の唾液腺についても興味をもつ。

そのぐらいやって初めて唾液腺について終了。
これだけで1時間以上を費やす。

次、食道。
イギリス語(ラテン語)ではoesophagusというが、
米語ではesophagusというらしい、というところに興味を持って
しばし考察。

次、胃。
胃の消化酵素や、PH値ぐらいにとどめておくならいいのだけど、
胃の酸性度を調べるキットがいくらで売ってたな、とか、酸性度が高いときは
どうすれば良かったっけな?とか、またいろいろ枝葉が付いてくる。


・・・・といった感じ。
(これは半分フィクション、半分ノンフィクションです)

これではいくら時間があっても足りない、というか、
全く試験の目的である「消化の流れ」というのが頭に入らない。


まあ、私は結構要領は良い方なので、それでも最終的には間に合わせて
合格はするんだけど、「今何が一番大事なことなのか」という重要な点よりも
細かいことを潰していくことが大事に思える傾向があったり、
そこが潰せていないとなぜか不安を覚える癖がある、ということなのだ。


唾液腺についていかに完璧に資料を読んだかと言って、
試験で100点が取れるわけであない。
というより、まるで遠ざかっているともいえる(汗)。。

でも、私はどんどん細かいところ、枝葉に入り込んでしまう傾向があるのだ。

それが「完璧主義」という言葉のもつ一つの側面なのだ、ということに
なんだか納得がいった。


瞑想で得た気づきというのは体験に基づいているのでとても
大きな意味を持つ。頭で考えたのとは違う。
頭で考えてもあまり意味がない、というのは瞑想から得られた
大きな学びでもある。



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ホメオパシーやバッチフラワーレメディを摂ることで
玉ねぎの皮がめくれるようにしてして、今まで隠れていた自分の姿に
「こんにちわ」と出会うこともある。

占星術を学ぶのも、私にとっては「自分を知る」ということに他ならない。
瞑想もしかり。

「自分を知る」だけで何が変わるの?と頭では理解できなかったけど、
実際に自分がどんどん変わっている実感はあった。

先日の占星術の授業の中で先生が
「自分の性質に気が付いていることで、自分が無意識に陥るループから離れるための
客観性、冷静さ、を得ることが出来る」というようなことを言っていて、
非常にはっとさせられた。

そうだのだ、自分がこういう性質がある、こういう癖がある、ということに
気が付いているだけで、自分がその状態になった時に客観的に自分を観察できるのだ。


完璧主義が悪いわけではない。
そして良いわけでもない。
ただ、私はそのことに気が付いていればいい。
自分がそういう傾向があることに気がついてさえいれば、
私はそのループ、罠にはまることを防ぐことが出来る。

自分に目を向けることがなぜ大事なのか、ということが
知恵としても、知識としても少しづつ理解出来てきたように思います。


完璧主義であり、完璧を実践した人



いろいろと考えさせられる映画でした。

2009年12月4日金曜日

ドイツのバウムクーヘン 

最近、バウムクーヘン流行っているのでしょうか?
行列をみることもあります。

でも「これってバウムクーヘンなの?」という印象が避けられず、
なんだか納得できずにいました。

12月1日発売の家庭画報に、伊勢丹新宿店に9月9日
(私の誕生日♪)オープンしたお店の記事が載っていました。

”国立ドイツ菓子協会が設定したバウムクーヘンの定義
(原料の比率が、小麦粉(1):バター(1):砂糖(1):卵(2)
でなければならないという品質基準)に沿ったもの。
バター以外の油脂は使わず、卵も卵黄と卵白を別立てし
使用するなど、ドイツそのままの味を日本で再現。”
(デパチカニュースより引用)
http://www.depachika.com/headline/923/index.html


・・・とのことで、昨日新宿に行った際に購入してみました。



卵、小麦粉、バターの香り♪
しっかりした食感♪♪
嫌な感じが舌に残らないのに、充実した後味♪♪♪

満足♡


ヨーロッパの食巡りがふつふつと身体によみがえる感じ。
やっぱり本物には本物の素晴らしさがあります。


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東京はすごいなあ~っていつも思います。
世界中のものが集まってる。


でも、このバウムクーヘンだって、ドイツのこのお店で、
ドイツの空気を吸いながら、ドイツの水を飲みながら食べるのとは
違います。


今度ドイツに行く機会があったら是非食べてみたいです。

そして、クリスマスマーケットでクリスマスグッズも買いたい。
10年ほど前にドイツに行った時に買っておかなかったこと
結構後悔しています・・・・。

2009年12月3日木曜日

医学占星術

The Japan Royal Academy of Homoeopathyで行われている
医療占星術の講座に通いだしました。

面白い、おもしろい!
とっても面白くて、毎回楽しみです。

ロンドンにいたとき、栄養学、ホリスティック栄養学、
イリドロジー、生理・解剖学などを勉強をしました。

その頃は、まだ今ほど自然療法やホメオパシー、バッチフラワーレメディ
などを毎日の生活に取り入れていませんでしたし、
瞑想もしていませんでした。

なので、自然とのかかわり、宇宙との関わり、精神・魂と自己との関わり
などには全くと言っていいほど実感も、興味もありませんでしたが、
今、占星術を学ぶと、自分がこの世にどのような性質をもって存在
しているのか、どんなチャレンジがあるのか、どんな学びが期待さ
れているのか・・・などなど、本当に興味深く、
「ああ、私はこういうことが大好きなのだなあ~」とわくわく
しています。

私は9月9日生まれの乙女座。
完璧主義、効率主義。
地の星座なので、物質、実在する物、肉体的なことへの興味が強い。
金星が同じく乙女座にあるので、美しいものが好きだけど、
それも実際的な側面があるものに興味を持つ。

月は牡牛座。(私の母は牡牛座)
頑固、物質への固執、こだわりを捨てることがテーマ。
行じている修行はまさにそこ。
ヴィパッサナ―瞑想


・・・・などなど、あまりに当たっていて恐ろしい。
・・・というか、私は星の影響をのびのびと発揮して
生きているのだわ(笑)。


授業を受けながら、いろいろな人を思い浮かべながら、
出生チャートを見ながら聞いています。
ふむふむ・・・。
楽しいです。


英語でこの手の話を聞くのはとても久しぶり。
こういう世界へ扉を開けたのは間違いなくロンドンでの日々でしたので、
その時のことを懐かしむ思い出します。

夫は良く「裕子は魔女に向かっているよなあ」と言いますが、
私はサイキックとか、神秘、とかに興味があるわけではなくて、
あくまで自分が実感できる事実として興味を持っています。

ヨモギやたんぽぽを身体の手入れの助けとして生活に取り入れるのと
同じように、自分が持って生れた性質を知って、日々の生活に取り入れたい、
という思いでいます。
それはやっぱり魔女っぽいのかな?

でも魔女狩りは嫌です(>_<)笑


こんな魔女かわいいな♪

2009年12月2日水曜日

お引っ越し

ブログお引っ越ししました。

今まで使っていたExciteのブログを使っていましたが、
中国に住む友達から「ブログが見られない(>_<)」 という話をずーっと聞いていたので、お引越しようかなあ・・・・と思っていたのが理由①。

でも、もっと大きな理由は、今まで書いていたブログとは 違う気分になったから。 もっと自分の好きなこと、感じたことを自由に書きたいと思っています。


私たちは結婚して12年。 数週間の滞在というTempolaryな場所を含めると 初めて一緒に住んだメルボルンの家以来、のべ13の居所を移動しています。


私自身は25歳までずーっと実家で過ごしていましたが、私にはこの”流浪の民”生活がとても合っているようです。場所が変わるたびに新しい自分に出会えるワクワク感が、大好きです。


今の家に戻ってきて2年9カ月。 こんなに長く同じところに住むのは最長不踏記録更新中。 ということで、ブログはそろそろお引っ越ししたくて。 皆様にはご不便おかけしますが、今後ともよろしくお願いします。

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初めて一緒に住んだメルボルン。


仕事から帰った夫と夕食を食べ、公園に散歩に出かけて、
そのあとカフェでカプチーノ、なんて生活でした。

こんな公園を、裸足で歩いたりして。


http://masariko.exblog.jp/

(↑ブログのお写真があまりに素敵だったので、使わせていただきました。)

今日は母の命日です。
ここから、多くのことが変化したと思います。
もちろん良い意味で。
これからも、常に変化を愉しんで生きていきたいです。

kominka

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