2009年12月5日土曜日

完璧主義

今朝、瞑想していて思ったこと。
「完璧主義」について。


最近学んでいる占星術で、乙女座の私の性質は
「完璧主義」「効率主義」ということになっている。
当たってる、とは思うものの、
「だけど、完璧には出来てないんだけど・・・」って思ってた。

でも今朝「なるほど、これが完璧主義、ってことか」って思えた。

例えて話すとこんなこと。


ロンドンで栄養学を勉強していたとき、試験勉強に取りかかる日がやってきた。
自分の取ったノート、辞書、医学事典、ハンドアウト、テキストや
参考図書を机に広げる。

「消化の流れについて」は絶対試験に出るといわれているので、
その勉強に取りかかる。

身体の上から下までの消化の流れを理解&記憶する必要がある。
まず、唾液腺から。
「耳下腺、顎下腺、舌下腺」の名称を覚え、そして、
場所を明記出来るようにすればいいのだけれど、
私はそれぞれを医学事典で調べ、その機能の違いを読み、
唾液腺にまつわる病気についても読み、
挙句の果てに動物の唾液腺についても興味をもつ。

そのぐらいやって初めて唾液腺について終了。
これだけで1時間以上を費やす。

次、食道。
イギリス語(ラテン語)ではoesophagusというが、
米語ではesophagusというらしい、というところに興味を持って
しばし考察。

次、胃。
胃の消化酵素や、PH値ぐらいにとどめておくならいいのだけど、
胃の酸性度を調べるキットがいくらで売ってたな、とか、酸性度が高いときは
どうすれば良かったっけな?とか、またいろいろ枝葉が付いてくる。


・・・・といった感じ。
(これは半分フィクション、半分ノンフィクションです)

これではいくら時間があっても足りない、というか、
全く試験の目的である「消化の流れ」というのが頭に入らない。


まあ、私は結構要領は良い方なので、それでも最終的には間に合わせて
合格はするんだけど、「今何が一番大事なことなのか」という重要な点よりも
細かいことを潰していくことが大事に思える傾向があったり、
そこが潰せていないとなぜか不安を覚える癖がある、ということなのだ。


唾液腺についていかに完璧に資料を読んだかと言って、
試験で100点が取れるわけであない。
というより、まるで遠ざかっているともいえる(汗)。。

でも、私はどんどん細かいところ、枝葉に入り込んでしまう傾向があるのだ。

それが「完璧主義」という言葉のもつ一つの側面なのだ、ということに
なんだか納得がいった。


瞑想で得た気づきというのは体験に基づいているのでとても
大きな意味を持つ。頭で考えたのとは違う。
頭で考えてもあまり意味がない、というのは瞑想から得られた
大きな学びでもある。



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ホメオパシーやバッチフラワーレメディを摂ることで
玉ねぎの皮がめくれるようにしてして、今まで隠れていた自分の姿に
「こんにちわ」と出会うこともある。

占星術を学ぶのも、私にとっては「自分を知る」ということに他ならない。
瞑想もしかり。

「自分を知る」だけで何が変わるの?と頭では理解できなかったけど、
実際に自分がどんどん変わっている実感はあった。

先日の占星術の授業の中で先生が
「自分の性質に気が付いていることで、自分が無意識に陥るループから離れるための
客観性、冷静さ、を得ることが出来る」というようなことを言っていて、
非常にはっとさせられた。

そうだのだ、自分がこういう性質がある、こういう癖がある、ということに
気が付いているだけで、自分がその状態になった時に客観的に自分を観察できるのだ。


完璧主義が悪いわけではない。
そして良いわけでもない。
ただ、私はそのことに気が付いていればいい。
自分がそういう傾向があることに気がついてさえいれば、
私はそのループ、罠にはまることを防ぐことが出来る。

自分に目を向けることがなぜ大事なのか、ということが
知恵としても、知識としても少しづつ理解出来てきたように思います。


完璧主義であり、完璧を実践した人



いろいろと考えさせられる映画でした。

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kominka

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