2010年11月8日月曜日

きっと「進化」なんだろうな・・・

最近の生まれている子の中には、歯の数が減っていたり、
顎が極端に細かったりする子もいるという話を聞いたことがあります。

ちゃんとした「食事」を摂る、ということなく、お菓子や
栄養補助食品、サプリメント、スナックバーなどで
食事の代わりにする、というのも今の若者の世代では
珍しいことではないとも聞きます。

私も、かつてカロリーメイトのような食品が出た時、
「画期的だ!」と思った一人ですし、ちょうど私が子供の
ころから、インスタント食品や、コンビニ文化が日常化
してきたので、そういう風潮のまっただ中で育ってきた、
とも言えます。


私の世代はちょうど伝統的な食卓からの変化を経験している
世代なのかもしれません。

であれば、今の若い世代は、かつての「食卓に乗っていた食事」
というのはあまり知らないで育ったのではないかと想像します。


そう考えると、歯の数が減ったり、顎が細くなったり、サプリメント
が食事代わりになったり・・・・というのはもしかしたら「進化」
なのかな?って思えてきます。


私自身は玄米なんかをゆっくり噛みしめて食べると、美味しいなあ~
って感じます。久しぶりに玄米を噛みしめて食べて次の日顎のあたりが
筋肉痛になると「退化してる・・・まずいっ!」と感じます。


でも、そういう旧型(笑)の人間から、いわゆるニュータイプ
に進化してる過程なのかも?なんて考えると、人ってすごいなあ、って
思ったりするのです。


かつての古き良き時代の食卓への回帰が人間の健康へのカギである、という
考えはもちろん魅力的が考え方です。少なくとも私にとっては旧型の自分の
身体にあった、昭和の香り漂う食事が元気をもたらしてくれると感じます。


伝統的なあるべき方法で作られた、味噌・醤油・油、漬物やその他の食べ物。
私はそういうものが大好きですし、それを守り作り続けている人たちに
心からありがたいなあ、って思います。

しかし、一方で大量生産、添加物いっぱい、の食品が大量に出回る中で、
それに対応するための「進化」が起こっているのかと思うと、
そういう物を頭ごなしに否定することは、私自身のこだわりを増長する
だけのような気がしてくるのです。


物ごとは全て「生まれ、消え去る」もの。
極端まで達すれば、いずれ戻ってくる。


その理を眺め、全てのものは変化する、ということを
頭と心で理解したいと思います。

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kominka

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