2010年1月15日金曜日

能登紀行(1)

能登には前々から興味がありましたが、
2003年に空港が出来て以来、格段に便利になり、
是非!と思う気持ちが高まりました。

そう思いつつももう7年も経ったのですね・・・

ということで、やっと能登への旅、実現(*^_^*)

羽田からANAで一路能登空港へ。

冬の能登は雪が大変そうですが、
能登空港は除雪に命をかけているそうで、
雪のために欠航、ということは今まで全くないそうです。
(濃霧などのため着陸できず、ということはあるそうです)

現在能登空港では「能登空港冬季キャンペーン」を実施中。
羽田→能登便の搭乗者の中から2名に加能ガニ(ズワイガニ)が
当るというキャンペーンが行われています。




1時間の飛行時間で本当に「あっ」というまに能登に到着。
こんなに便利なのですね~!

到着ロビーに出ると・・・

夫「ひろこ!当ってる!!」
そうなんです、私、カニ当りました~♪

私ってば、結構こういうもの当るんです。
ありがたき幸せ♪

幸先超良好な感じで、能登の旅がスタート。


能登はやっぱり厚い雲に覆われていて、
どんよりした空模様。
この湿気の多い気候が、漆塗りにぴったりなのですよね~。

ということで、漆塗りで有名なかの地へ。

輪島への移動は、「ふるさとタクシー」を利用。
http://www.notohantou.net/access/hurutaku_yoyaku.html

乗り合いタクシーで、空港と町の移動をサポートしてくれる制度で、
能登空港の成功の要因の一つになっているようです。

例えば輪島まで片道30分ほどかかる移動が700円で可能。
他にも能登町方面とか、和倉温泉方面、とか、
いくつかルートがあり格安で移動ができます。

今回の旅で本当にお世話になったふるさとタクシー。
とっても便利です。


この日お世話になったのは「お宿 たなか」


1泊2食付きで8,400円~、というお手頃な料金で滞在でき、
拭き漆で磨かれ、お香の香り漂う、アットホームな
お宿です。

お料理も食べきれないくらいの夕食。
能登のお食事はたいそうお酒がすすんでしまい危険です(>_<)





輪島塗の器で頂く夕餉に笑顔笑顔のお食事でした。



✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾


夕方、宿に荷物を置いて輪島の町を散策しました。
もちろん言わずと知れた輪島塗の町。
輪島塗を扱うお店が軒を連ねています。

東京御徒町にて漆を扱う播与漆行(はりよしっこう)さんで
4年前から漆塗りを習っている夫。

夫が漆塗りに取り組んでいる姿を傍で見させてもらっている
お陰で、私も漆塗りがいかに気の遠くなるような作業を経て
作られているかを実感してきました。


今回、輪島の町を歩き、この街が間違いなく
日本を代表する工芸品である漆塗りの「聖地」であることを
深く深く実感しました。

東京には日本から素晴らしいものが集まっている、というのは、
ただの錯覚で、この街に来て初めて触れることが出来る
「本物」が溢れているということを思い知りました。

輪島を訪れる前に、漆塗りについて幾ばくかではありながらも
見聞きして来てよかったと、の想いが湧き、
私にとってパーフェクトなタイミングで能登に来ることが
出来たことを感謝しました。

そう思うと、漆かぶれで腫れあがった手を擦りつつ、
この街を訪れることが出来たのもなんだか感慨深いものです(笑)。





今まで行った漆塗りの美術展で印象深かったものはこのふたつ。

japan 蒔絵 ―宮殿を飾る 東洋の燦めき―


漆芸会の巨匠 人間国宝 松田権六の世界


ひっそりとして、静かな輪島の街には生きた芸術作品が
溢れていました。生活に密着した芸術が好きな私たちには
街全体が”作品に手を触れることが出来る美術館”みたいでした。

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kominka

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