2011年9月16日金曜日

ここ数日の出来事

数か月前から「定食屋さんやろうかなあ~」って
漠然と思っていました。

お料理教室でしか食べてもらえない私のお料理を
もっと多くの人に食べてもらえたらいいな、なんて
ちょっと思ったりして。

以前からお世話になっている近所の不動産屋さんで
ちょっとそのお話をしたら、なんと家から徒歩3分の
ところに手頃なスペースが出たとのこと。

早速見に行ってみました。

見てみると、大きさはちょうど我が家のリビングと
キッチンを合わせたような大きさ。私がイメージしていた
のとぴったりな大きさでした。

それからというもの、頭が目まぐるしく動き、この
スペースを借りるべきか、借りずに今まで通り我が家を
仕事場としていくべきか、ものすごい勢いで考えに
考えました。

自宅のリビング&キッチンでお教室をしたり、セミナーを
したり、イベントをしたり。我が家に来てくださる皆さんは
この家は本当に落ち着く、と口々に言ってくださいます。

3日間、さまざまな人と会って、いろいろなアドバイスを
頂き、「う~んう~ん」と考えて、3日目の夜、私にとって
料理教室というスタイルを通じて出会う方たちとの一つ一つの
出会いや、パーソナルケアを通じてお互いに手を取り合って
歩いていくそのつながりが、かけがえのないものだということを
再認識しました。

外に場所を借りて活動をすることはそれらの大切な時間を
失うことになる、と実感した瞬間に体に起こった大きな
感覚はびっくりするほどのショッキングな感覚でした。

その感覚を味わった次の瞬間、答えは出ていました。
私はこの場で活動を続ける。そして、もっともっと
この私にとって大切な時間を増やしていきたい。

考えに考えていた3日間、ものすごく苦しい感覚が
自分と共にありました。そして答えが出た瞬間その
感覚から一気に解放されました。

今は何事もなかったかのように元の自分に戻って
います。


決断を下すためにたくさんの人たちのアドバイスを
頂きました。いろいろな方に支えていただいて、
本当に感謝です。そういう一人一人の方が私の
周りにいてくださることが大きな大きな財産なのだ
ということに気が付けたことも、今回の出来事を
通じての大きな収穫でした。


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一つの決断をすることはそれがどんな小さなことで
あってもその人にとって大変な作業です。

堂々巡りになり、頭ばかりが疲れて、挙句の果てに
何をどのように考えればよいのかすら分からなくなったり
します。

今回3日間でこんなにすっぱりと結論が出せたことは
私にとってとても驚く出来事でした。考えていた
時の体の感覚と、答えを出した後の体の感覚は
全く持って違う感覚。

ああ、悩んだり考えたりしているときって、こんなにも
苦しい思いをずっと抱えているんだな、って実感しました。

瞑想の修行を積んで、いつも自分の感覚に気づいていられる
ようになると、決断力、判断力が研ぎ澄まされ、そして
その判断が常に優れているのだ、というお話を瞑想コースの
講話の中で聞きます。

判断が常に”優れている”とは、自分にとっても、周りの
人にとっても害のない、むしろすべての人の幸せに通じる
判断が出来るようになる、ということ、だそう。


そんな素晴らしい知恵を、悟りに近い人たちはもっている
のだろうなあ~。


実際、瞑想の先生たちはいつも温和で、いつも優しくて、
ユーモアのセンスもあり、そして冷静で偏りがなく、
押し付けのないお話をしてくださいます。

そういう方たちと接するたびに、本当に素晴らしい方
たちだなあ、と心の底から尊敬します。

一歩づつ、その一歩は非常に小さな一歩だけれど、せめて
後退はしないように道をあるいていけたらいいな、って
思います。


「自分を苦しめず、他者を傷つけることもない、
 そんな言葉だけを語れ。
 それこそが『正しく語られた言葉』というもの
 である。」
(スッタニパータ(経集)の言葉)

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kominka

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