2012年4月11日水曜日

「若者」の私と、「今」の私

40代になって、若いころと違ってきたな、って思うことがあります。
変わらないところもたくさんあるけど。

今でも頭でっかちなところがいっぱいあるけど、以前はもっとそうだった。
自分が正しいと思うことにこだわって、そこにエネルギーをいっぱい注いでた。

それは”若者らしさ”だよね~って最近思う。

家族や近しい人に、脳疾患や心疾患、あるいはがんや糖尿病が
多かったから、「健康」というのは私にとって重要なキーワードだった。
だから食事も、生活習慣も、運動も、自分で自分を調える術、という
ものにすごく興味があった。

自分が自分の責任者である、という思いがすごく強かったから(今でも
それはすごく強い)、他人が、自らのことを他人任せにするのが許せな
かった。医者任せにしたり、薬やお酒で一時しのぎしたり、ごまかしたり。

そうやって自分に向き合わない暮らしを続けた結果、自分にも、
周りの人にもあまり幸せとは言えない結果をもたらすことは明らか
だし、それを見るのはもうイヤ、という思いがすごくある。

他人任せ、一時しのぎ、の医療があたりまえの今、薬は売れて、
業界は儲かる。(薬が必要な場合ももちろんあるから全てを
否定するわけじゃないです)

好き勝手に暴飲暴食をする毎日も、経済活性化に貢献してる、
と言えば聞こえはいいのかも。

放射性物質には気を付けるけど、毎日食べているものがいかに
ヘンテコなものか、にはあまり目もむけない。甘いものたべたり、
お酒飲んだりしてごまかし、ごまかし、生きていく。

私もごまかし、ごまかし、生きていくほうが楽かも・・・って思うこと
がある。実際、すべてに向き合うことなんて、到底できてない。

若者の私だったら、こういう世の中に怒り心頭で、なんとかそれを
表現したいと思っただろう。もちろん、そういう思いをきちんと主張
することはとても大事なことだと思う。

今の私はそんなに若者ではなくなってきたので(笑)、自分の中の
そういう”熱い”想いを自覚しつつ、そして同時に、今の自分で、
自分のレベルで出来ることはなんだろう、って思う。

世の中変えられるほど影響力はないけど、一人で出来ることは、
今、できる。

私にできることは、薬や、一時しのぎのごまかしを出来るだけ使わ
ずに、自分で責任を持って自分の手入れが出来るようになる方法
を紹介し、実践できるようになる手助けをすること、ではないかと思う。

何かを批判したり、評論したり、ネガティブな感情を抱くのではなく。


家族や周りの人たちが次々と病気になって死んでいった。
そのお蔭で、あんなに好き嫌いが多かった私が健康的な
食生活に目覚めることが出来た。

イギリスで過ごした2年間のお蔭で、ホリスティック栄養学や
バッチフラワーレメディ、イリドロジーを学ぶことが出来て、ホメ
オパシーやキネシオロジーなどの他の療法も体験することが出来た。

精神的にも、肉体的にも相当試練だった(笑)上海での生活
のお蔭で私たちはヴィパッサナー瞑想法に出会うことが出来た。

友人の支えのお蔭で、クッキングサークルを始めることが出来、
健康を支える料理についての学びが深まった。そして、多くの人
に出会うことができる機会を得ることが出来た。

私を、私という人間に育ててくれたすべての人と、すべての機会に
感謝しつつ、今できることをやっていきたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿

kominka

kominka
kominka