その名高き朝ごはんが目の前に♪

炭火の上にあるのは、朴葉にのったコンカ鯖。
手前は自家製野菜の自家製漬物。
五六椀(合鹿椀 ごうろくわん)でいただく魚のあらの入ったお味噌汁。
蕪寿司の一種、蕪にしん。

赤カブのお漬物は椿の形に盛り付けされて、
椿の葉が1枚。かわいい♪
海藻の煮ものは地元では良く食べるようです。
小さくて見えませんが、だしを取った後の自家製鰹節と
みそのあえ物。これもご飯が進みます。

ブリ大根。
朝から贅沢~。

これ、写真だとなんだかわからないですよね・・・・
1枚目の写真で葉っぱの上に載っていたコンカ鯖。
こんか、とは、米ぬかのことで、米ぬかと塩で保存した鯖のことです。
3年ぐらい経っていて、まるでチーズ。
このひと塊りだけで、ご飯3杯は食べられます~(>_<)
以前金沢に行った時、コンカイワシやコンカ鯖を知りましたが、
やっぱり保存食って素晴らしい。
私も挑戦してみたい!
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宿を出発する前のひと時、奥様とご主人とおしゃべり。
なんとも自然体で、無理がなくて。
宿、畑仕事、お料理などなどを「楽しんでます」って おっしゃってました。
大好きなことを一生懸命やってるんだろうなあ。
いい感じだなあ。
自然体。
1泊だけだったけど、本当にのーんびりと過ごすことが できました。
私がさんなみで感じたのは「おうちみたい」ということでした。
これは私たちにとっては最高の褒め言葉なんです。
こんなことを言うのはおこがましいけど、ご飯も「おうちみたい」。
すーっと、自然に身体に染みいる、そんな感覚。 興奮とか、高揚とか、
そういう「非日常」ではない、 慣れ親しんだ日常、な感じ。
最上のカニとか、寒ブリとか、いつも食べてるわけじゃないけどね(笑)。
ご主人がおっしゃってた「当たり前のことを、当たり前にしているだけ」
って、こういうことか、と。
旅先で「日常」を感じられることは当たり前ではない。
だから、さんなみが”特別”なんだ、と思いました。
さんなみのご夫婦の足元にも及びませんが、
自分の手で作ったお味噌や、お漬物、仲間とともに作る昔ながらの梅干し、
などに彩られる我が家の食卓は、これからも大切にしていきたい、
としみじみ思いました。
さんなみについて書かれた本に、
著者の方がこんな言葉を書かれていました。
「さんなみ が特別であることの不幸」
まさに、その通り。
東京に戻ってから予定している、クッキングサークルの仲間たちとの
みその仕込み会。
みんなのお味噌が、みんなの”日常”を彩る”特別”なお味噌になるように。
そんな願いがふと、心に浮かびました。
ご無沙汰しています。ちび子です~
返信削除実は毎回楽しみに読ませていただいています。
読み逃げですみません。
郷土料理の宿さんなみは、気になっていたお宿だったのです~
やはり評判通りのいいお宿だったのですね。
自然体な女将さん、お会いしてみたいです。
旅館に泊まると、小さい頃の母の働く姿を懐かしく思い出します。うちの母は、自然体じゃなくて、ばたばたしてました~(笑)
機会があったら、ぜひこちらのお宿に泊まりたいと思います。
それから、少し前の賢い妻について書かれたこと読んで...
自分を反省しました。
簡単にコメントなんて書けないと思って、何も書いていませんが、実はプリントアウトして何度も読みました。
ありがとうございます。
とてもいい教えをいただいたと感謝しています。
また、点心のイベントがありましたらお誘い下さい。
お会いできるのを楽しみにしています。ちびこ
こんにちは!素敵な能登の旅のようでしたわね。夫婦そろって好きなテーマを追求する旅。これもとても素敵だと思いましたわ。
返信削除ちび子さん、
返信削除”賢い妻”の書き込みは、みなさんから反響が大きくて、ちょっとびっくりしています。クッキングサークルでも何度も話題に上がりました。
みんな、やっぱり夫婦仲良く♪が良いわよね~ということがわかりました。
さんなみ、はお世話になる側の私たちも自然体で“今を愉しむ♪"という気持ちで行くと、その時その時ならではの楽しみ方が出来ると思いました。とっておきの滞在になると思いますよ!
ちびこさんのお母様、お忙しく働いていらしたのですね。そのような環境で育つと、旅館でくつろぐのは難しかったりするのかな?
点心の会企画しましたらお声掛けますね!今しばらくお待ちくださいませ♪
kitty-chan
返信削除旅の仕方はいろいろありますよね~
私たちの旅はいつも食が一つのテーマ。
その切り口でさまざまな土地を訪れるといろいろな文化が見えたり、歴史が見えたり・・・
楽しかったです~
イギリスに青空を持ち帰ったkitty-chanパワーはすごいなあ♪